くさかった (かたれやまんばより) 2010.9.23


以前、バンコクに住んでいた時、バンコクの日本人会の中で、子供図書室の活動をしている人達がいて、本の貸し出しや、読み語りを行っていた。
その人達が、大人向けに、語りの会を開催した時に、聴きにいって、とても面白かったので、私も、半年ほど、ストーリーテリングの会に参加させてもらった。

そして、数か月かかって、短いお話を一つだけ覚えて、幼稚園で、語ったりもした。
その時の仲間の一人が、ある時「くさかった」という話をしてくれて、それが、「かたれやまんば」藤田浩子の語り、という本に載っていると、教えてくれた。

日本に帰ってから、さっそくその本を買って、いつかどこかで語ってみたいなと思って、それっきりになっていた。

先回、ちょっとだけ、山形弁を紹介してから、なんとなく、なまりを生かした語りをやってみたくなって、まずはためしに、語ってみました。

「ずねえ」という言葉がでてきますが、「大きい」という意味です。


「くさかった」